2006年 08月 27日
三文小説 |
最近とんと映画の話を書いていないんで、以前書きそびれてしまった話をば……。
前に書いたクストリッツアの「アンダーグラウンド」
これを見るまでは、好きな映画で真っ先に思い浮かんでいたのが、クエンティン・タランティーノの「パルプ・フィクション」」でした。
もちろん今でも大好きです。
とにかく、ストーリーが進むにつれて高まる自分のテンションが、最後まで落ちることなく見終えたことが不思議でならない! という奇妙な高揚感があったのを覚えています。
俺……こういう映画好きだったんだな~って……。
そんな俺とは対照的に、一緒に見た子は「ワケわかんない」という……いたって冷めた感想でした。
自分もどちらかというと「ワケわかんない」映画は苦手です。
でもそれは、どちらかというと芸術的で高尚な「むずかしすぎてワケわかんない」タイプの映画のことで、たとえばゴダールなんて超苦手、アレは頭の良い博識な人向けだなぁ~とか思っちゃう。
「気狂いピエロ」のラストはちょっと可笑しかったけどね。
でも「パルプ・フィクション」のワケわかんなさからは、高尚さのカケラも感じさせない薄汚れた……それこそ読み捨て三文小説的な敷居の低さがあって、ソレが自分にはピッタシだったんだと思う。
新しいようでいて、どこか古臭いレトロ臭あふれる雰囲気と、そんな世界の底辺で生きる人間の泥臭さとどうしようもなさが、なんとなくイカシて見える不思議な感覚、これがなんか楽しいんですよ。
特にジョン・トラボルタ。
あんなにゴツクなっちゃって「サタデーナイトフィーバー」の頃の面影なんて微塵もない!かと思いきや、ユマ・サーマンとツイストを踊るシーンのカッコイイことカッコイイこと!
あと音楽。
この作品以降、いたるところで聞くようになった「MISIRLOU」も好きだけど、先のトラボルタのシーンの時にバックで流れる「JUNGLE BOOGIE」もいいのよ!
そういえばタランティーノは日本のB級映画が好きらしいので、この映画にもそのテイストがよく出ている~と評する人も多いと思いますが、自分は日本の60~70年代のB級映画って、ものすごく怖いイメージが染み付いているんですよね。
積もりたての淡雪のような子供の頃に、テレビでその時代のソレ系映画が放送されているのを見まして、そのエログロバイオレンスあふれすぎる内容は、多感でウブな子供心には正直刺激が強すぎて、ちょっとトラウマっぽい印象が今でもある。
だって「レイプ!暴力!レイプ!暴力!暴力!暴力!レイプ!皆殺し!」みたいな内容のものが多いじゃない……。(偏見?)
それにくらべりゃずいぶん見やすいですよ。「パルプ・フィクション」おすすめですわ。
久しぶりに借りてこようかしら~。
似てる似てないは置いといてトラボルタ~↑
あ~似顔絵教室にでも通おうかしらねぇ。
web拍手~いつもありがとうございます。
これで今日も一日やっていけそう……。
前に書いたクストリッツアの「アンダーグラウンド」
これを見るまでは、好きな映画で真っ先に思い浮かんでいたのが、クエンティン・タランティーノの「パルプ・フィクション」」でした。
もちろん今でも大好きです。
とにかく、ストーリーが進むにつれて高まる自分のテンションが、最後まで落ちることなく見終えたことが不思議でならない! という奇妙な高揚感があったのを覚えています。
俺……こういう映画好きだったんだな~って……。
そんな俺とは対照的に、一緒に見た子は「ワケわかんない」という……いたって冷めた感想でした。
自分もどちらかというと「ワケわかんない」映画は苦手です。
でもそれは、どちらかというと芸術的で高尚な「むずかしすぎてワケわかんない」タイプの映画のことで、たとえばゴダールなんて超苦手、アレは頭の良い博識な人向けだなぁ~とか思っちゃう。
「気狂いピエロ」のラストはちょっと可笑しかったけどね。
でも「パルプ・フィクション」のワケわかんなさからは、高尚さのカケラも感じさせない薄汚れた……それこそ読み捨て三文小説的な敷居の低さがあって、ソレが自分にはピッタシだったんだと思う。
新しいようでいて、どこか古臭いレトロ臭あふれる雰囲気と、そんな世界の底辺で生きる人間の泥臭さとどうしようもなさが、なんとなくイカシて見える不思議な感覚、これがなんか楽しいんですよ。
特にジョン・トラボルタ。
あんなにゴツクなっちゃって「サタデーナイトフィーバー」の頃の面影なんて微塵もない!かと思いきや、ユマ・サーマンとツイストを踊るシーンのカッコイイことカッコイイこと!
あと音楽。
この作品以降、いたるところで聞くようになった「MISIRLOU」も好きだけど、先のトラボルタのシーンの時にバックで流れる「JUNGLE BOOGIE」もいいのよ!
そういえばタランティーノは日本のB級映画が好きらしいので、この映画にもそのテイストがよく出ている~と評する人も多いと思いますが、自分は日本の60~70年代のB級映画って、ものすごく怖いイメージが染み付いているんですよね。
積もりたての淡雪のような子供の頃に、テレビでその時代のソレ系映画が放送されているのを見まして、そのエログロバイオレンスあふれすぎる内容は、多感でウブな子供心には正直刺激が強すぎて、ちょっとトラウマっぽい印象が今でもある。
だって「レイプ!暴力!レイプ!暴力!暴力!暴力!レイプ!皆殺し!」みたいな内容のものが多いじゃない……。(偏見?)
それにくらべりゃずいぶん見やすいですよ。「パルプ・フィクション」おすすめですわ。
久しぶりに借りてこようかしら~。
似てる似てないは置いといてトラボルタ~↑
あ~似顔絵教室にでも通おうかしらねぇ。
web拍手~いつもありがとうございます。
これで今日も一日やっていけそう……。
by aoinoyo
| 2006-08-27 02:44
| 映画