2006年 07月 11日
アンダーグラウンド |
キュ-ブリックのところでも少し触れたけど、好きな映画監督~と言われて真っ先に思い浮かぶ監督は実は三人います。
キューブリック、タランティーノ、そしてエミール・クストリッツァ。
なんとも舌を噛みそうな名前、しかもこの監督の作品はたった一本しか見たことが無い。(だってどこにも無いんだもの!)
それが・・・「アンダーグラウンド」
「好きな映画は?」と聞かれて真っ先に思い浮かべるのがコレです。
ひたすら映画を借りまくっていた時期、自分がビデオを借りる基準は「聞いたことのある名前」でした。
題名然り、監督名然り、それもややネタ切れ気味になってきた頃に、ヨーロッパ映画の棚で見つけたのがコレ、なんとなく「アンダーグラウンド」という名前に惹かれて借りてみました。
騒々しく始まり、にぎやかに終わったこの映画を見終わった時の第一印象は…
ずばり!「映画の面白い要素が全部詰まっている!」でした。
その印象は今でもそんなに変わっていません。(ちなみにOPもEDも同じ曲)
どこが好きなの?と問われて…
「脱いでもいないのに、ナタリアがやたらとエロイから~!」
と叫びたいのはナイショですが。それっぽい理由を挙げれば「悲劇を喜劇として」描いていたところかと思います。
もともと悲劇的な物語事態は嫌いじゃないんですが、やはり見ていて辛い・・・嫌いじゃなくても好きになることは少ないです。 でも、そんな辛さを包み込むような喜劇テイストのかぶせ方がうまいんですよ。
旧ユーゴを舞台に、とてもじゃないけど救われないストーリー展開、欲と恨みと裏切りが積み重なって、そりゃもう面倒臭くこんがらかってるような状態にもかかわらず。 めげない面々の図々しさと滑稽さに作品全体が包まれて、最後まで楽しく見れる。 でも…良く考えたら後味悪いよねっつー一粒で何度も美味しいお得感でいっぱいです。
ハイ、よくわかりませんね。でも、自分の中で色々とハッキリしてない面白さもアリだと思います。
それと見終わった後になんとなくですが、フェリーニの「8 1/2」を思い出した。(こっちは完全に喜劇、面白いです)見たことある人は、あの雰囲気を思い浮かべていただくといいかも。
見る前に色々調べるなんて無粋な真似はしませんが、見た後であれば色々と調べたくなるのが心情というもの、ネット社会は便利な世界です。
で、どうやらこの作品、いっちょ前にカンヌでグランプリとか取っていたらしく…
「フフン♪…俺の見る目もまんざらじゃないんじゃね?」
とか思ったりして、でも、以前書いた「バリーリンドン」同様、自分の周りには「ナニソレ」「知らね」と言う人ばかりなので、あまり意味がありません。
どうして俺の好きになるものはこうも…俺メジャー嗜好のはずなんだけどなァ…
コレ見た当時「そういやユーゴで空爆なんてニュースもやってたなァ~」とか思いながら見てた記憶が…
以下、自分がよく行くサイトのレビューからのコピペ。
旧ユーゴスラヴィアを表す有名な言葉として上げられるのが
一つの国家(旧ユーゴ)
二つの文字(ラテン文字とキリル文字)
三つの宗教(カトリック、正教、イスラム教)
四つの言語(スロベニア語、クロアチア語、セルビア語、マケドニア語)、
五つの民族(スロベニア人、クロアチア人、セルビア人、モンテネグロ人、マケドニア人)
六つの共和国(スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニア)
そして七つの隣国である(時間があれば地図で確認してみて下さい)。
これだけでも、いかに複雑でめんどくさいことになっている地域かがよくわかります。日本人でよかった。
もし何かの拍子にこの映画を見るような機会があったら、上のことを覚えておくだけでも、ちょっと見ごたえが違うかも~です。
あとこの作品、ドゥシャン・マカベイエフの『ゴリラは真昼、入浴す。』がよく引き合いに出されているそうで、つーかマカベイエフ?誰?な人なので、札幌でマカベエフ作品見れる(レンタルできる)ところを知っている人、コッソリ教えて・・・ 本作とあまり関係ないイメージ。タムラサ~ン
キューブリック、タランティーノ、そしてエミール・クストリッツァ。
なんとも舌を噛みそうな名前、しかもこの監督の作品はたった一本しか見たことが無い。(だってどこにも無いんだもの!)
それが・・・「アンダーグラウンド」
「好きな映画は?」と聞かれて真っ先に思い浮かべるのがコレです。
ひたすら映画を借りまくっていた時期、自分がビデオを借りる基準は「聞いたことのある名前」でした。
題名然り、監督名然り、それもややネタ切れ気味になってきた頃に、ヨーロッパ映画の棚で見つけたのがコレ、なんとなく「アンダーグラウンド」という名前に惹かれて借りてみました。
騒々しく始まり、にぎやかに終わったこの映画を見終わった時の第一印象は…
ずばり!「映画の面白い要素が全部詰まっている!」でした。
その印象は今でもそんなに変わっていません。(ちなみにOPもEDも同じ曲)
どこが好きなの?と問われて…
「脱いでもいないのに、ナタリアがやたらとエロイから~!」
と叫びたいのはナイショですが。それっぽい理由を挙げれば「悲劇を喜劇として」描いていたところかと思います。
もともと悲劇的な物語事態は嫌いじゃないんですが、やはり見ていて辛い・・・嫌いじゃなくても好きになることは少ないです。 でも、そんな辛さを包み込むような喜劇テイストのかぶせ方がうまいんですよ。
旧ユーゴを舞台に、とてもじゃないけど救われないストーリー展開、欲と恨みと裏切りが積み重なって、そりゃもう面倒臭くこんがらかってるような状態にもかかわらず。 めげない面々の図々しさと滑稽さに作品全体が包まれて、最後まで楽しく見れる。 でも…良く考えたら後味悪いよねっつー一粒で何度も美味しいお得感でいっぱいです。
ハイ、よくわかりませんね。でも、自分の中で色々とハッキリしてない面白さもアリだと思います。
それと見終わった後になんとなくですが、フェリーニの「8 1/2」を思い出した。(こっちは完全に喜劇、面白いです)見たことある人は、あの雰囲気を思い浮かべていただくといいかも。
見る前に色々調べるなんて無粋な真似はしませんが、見た後であれば色々と調べたくなるのが心情というもの、ネット社会は便利な世界です。
で、どうやらこの作品、いっちょ前にカンヌでグランプリとか取っていたらしく…
「フフン♪…俺の見る目もまんざらじゃないんじゃね?」
とか思ったりして、でも、以前書いた「バリーリンドン」同様、自分の周りには「ナニソレ」「知らね」と言う人ばかりなので、あまり意味がありません。
どうして俺の好きになるものはこうも…俺メジャー嗜好のはずなんだけどなァ…
コレ見た当時「そういやユーゴで空爆なんてニュースもやってたなァ~」とか思いながら見てた記憶が…
以下、自分がよく行くサイトのレビューからのコピペ。
旧ユーゴスラヴィアを表す有名な言葉として上げられるのが
一つの国家(旧ユーゴ)
二つの文字(ラテン文字とキリル文字)
三つの宗教(カトリック、正教、イスラム教)
四つの言語(スロベニア語、クロアチア語、セルビア語、マケドニア語)、
五つの民族(スロベニア人、クロアチア人、セルビア人、モンテネグロ人、マケドニア人)
六つの共和国(スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニア)
そして七つの隣国である(時間があれば地図で確認してみて下さい)。
これだけでも、いかに複雑でめんどくさいことになっている地域かがよくわかります。日本人でよかった。
もし何かの拍子にこの映画を見るような機会があったら、上のことを覚えておくだけでも、ちょっと見ごたえが違うかも~です。
あとこの作品、ドゥシャン・マカベイエフの『ゴリラは真昼、入浴す。』がよく引き合いに出されているそうで、つーかマカベイエフ?誰?な人なので、札幌でマカベエフ作品見れる(レンタルできる)ところを知っている人、コッソリ教えて・・・
by aoinoyo
| 2006-07-11 20:14
| 映画